院卒で外コンに就職して5年目にして感じること
外資コンサルファームに就職して5年経ちました。
あっという間だったような長かったような不思議な気持ちです。
僕は理系の大学院に行って就職しました
今の会社はとてもいい会社ですし、一緒に働いているメンバーもいい人ばかりなので恵まれていると感じていますが、大学院にはいかなくてもよかったんじゃないか。。。ってよく思います。
コンサルタントにもいろいろあり一概には言えませんが、私のいる会社・やっている仕事では、コンサルタントと呼ばれている人には専門性はあまり求められません。
それよりも、プロジェクトを進める力、プレゼン能力、ファシリテート能力、調整力、社会人として当たり前のことが当たり前にできることが求められます。わかりやすい言葉で、プロジェクトメンバーに説明し認識を合わせることが一番求められているように思います。
ただみんなに分かりやすいということは、逆に言えばシンプル、もっと言えばバカっぽい言葉を使用するということになってしまうんですよね。
そういう意味で大学院までいったのは失敗だったなと思います。
少なくとも知識は全く生きない。
専門用語とか使ってしまうと大概のメンバーは???な状態になり説明を理解してくれません。また、言葉の定義に徹底的にこだわる方がいらっしゃれば、そこに時間を取られてしまい、話の本筋が進まなくなります。
とても重要なことだから当然なんですが。。。
でも「言葉」ですから突き詰めても結局は人により解釈が違ってくると思うんですよね。ブレ幅の問題であると思います。
人が多くなるといろんな問題が出てきます。
言葉一つとっても人によって解釈が違う。そうなるとやってほしい仕事をしてくれない。プロジェクトがスケジュール通り進まない。そんな事態に陥ってしまいます。
コンサルタントがいくら優秀でもです。
こんな風に考えるようになったのはコンサルタントとして今の会社に就職して働いているからだと思うし、学生のころの自分では考えられなかったことですから、視野が広がったと思います。
ただ自分としては、こんなことがしたかったんだっけ?もっと専門的な知識をつけたい!今やっていることって自分自身のためになっているんだろうかって思ったりもします。
まだまだ悩める年頃です。。。よく考えたいですね。
最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、5年目にしてふと感じたことでした。